「たのもう!」 放課後の浮かれた喧騒に包まれた校内。 試験を終え夏休みを迎えるだけとなった今、生徒達は足早に学校を去る。 下駄箱にばらばらとまだらに残る生徒を押しのけ、橋本は目当ての人間の前に立つと仁王立ちで声を張り上げた。 「………さようなら」 対して、呼び止められた菊池は即座に向かいに立つ橋本に背を向けた。 そのあんまりな態度に、橋本は眉を吊り上げその肩を掴む。 「いきなり帰ろうとしてんじゃねえよ、話を聞けこの馬鹿!」 「お前にだけは馬鹿って言われたくねえよ!俺には話なんてない!」 「やかましい!お前になくても、俺にはあるんだよ!」 「いい加減にしろよ!放せって、俺にはもう話す事なんてない!」 「話を聞くまでこの手は放さねえからな!」 「しつけーっつーの!!」 「待てって!」 追いすがる橋本と、振り払おうとする菊池。 攻防は徐々に激しくなり、声も自然と大きくなる。 興奮した2人のやりとりは更に熱を増していく。 そこに、のんびりとした面白がるような声が割って入った。 「ねーねー、2人ともー」 思わず2人は動きを止め、同時にその声の主を見る。 そこには薄っぺらい鞄を片手に抱え、面白そうに橋本と菊池を見る鈴木の姿があった。 「なんか痴話ゲンカぽくて、痛々しいんだけど」 『誰が痴話ゲンカだ!』 鈴木の楽しんでいるような言葉に、揃って反論する2人。 そのハモりっぷりに鈴木がふきだす。 「いやん、すごい息の合いよう。どっからどう見てもホモの修羅場以外のなにものでもないんですけど」 『やかましい!』 「うわあ、ラブラブ!」 『………』 またハモってしまった2人は、更に茶化されるのを恐れて黙り込んだ。 橋本は咎めるような、強い視線をまっすぐに菊池に向ける。 菊池は不機嫌に目を細めてそっぽを向いていた。 「いや、公開羞恥プレイがお好みなら全然構わないんだけどさ」 「え、うわ!」 黙っていると優等生にしか見えない同級生は、顎で辺りを指し示した。 その言葉で橋本はようやく周りを見渡す。 下駄箱で帰宅の用意をしていた生徒達が興味津々と言った様子で、橋本と菊池を見ている。 自分の醜態に、橋本は顔が一気に赤らんだ。 「て、てめえのせいだ菊池!大人しく話を聞け!」 「人のせいにしてんじゃねえよ!そもそもお前はいつもな…」 また始まりそうになる言い争うに、今度はため息混じりに呆れたような声が割って入る。 「いい加減面白すぎるから、とりあえず場所移せば?」 『……………』 眼鏡の位置を直しながら投げかけられたもっともな言葉に、2人は顔を合わせて押し黙った。 「で、話って何だ?」 とりあえず鈴木の忠告に従い、2人は教室に戻った。 ちなみに鈴木はにやにやと意地の悪そうな笑いを浮かべながら、しっかりね、と橋本に言い残して去っていった。 窓際の菊池の席を挟み、向かい合わせに座る。 教室にはすでに誰もいなく、ただ校庭の部活動の声、吹奏楽部の楽器の音が微かに聞こえた。 菊池は相変わらず不機嫌そうに押し黙って、頬杖をつきそっぽを向いている。 そのにべもない態度に一瞬怯みながら、橋本は身を乗り出して横を向いたままの見慣れた顔を真っ直ぐに見つめた。 「えーとだな…」 「ああ」 「感じわりーな!こっち向けよ!」 「………」 大きなため息をついて、ようやく菊池が目を合わせる。 気分を害していることを隠さないように、眉を顰めていたが。 久々に間近で見た色素の薄い目に、橋本はなんとなく落ち着かない気分になる。 「そのな…」 「………」 「えーと、何話したいんだっけ俺」 「知るか!」 橋本のボケた発言に、思わずいつもの調子で裏拳を決めてしまう菊池。 乗せられてしまった気まずさに、もう一度大きくため息をつくと立ち上がろうとした。 「ちょ、待てよ!」 「話がないなら、俺は帰る」 「今まとめてるところなんだよ!俺が筋道立てて話すんの苦手だって知ってんだろ!証明問題大嫌いなんだよ!少しくらい待てねえのか!」 「いばって言うことか!」 「やかましい、黙ってろ!」 菊池の肩を押さえつけ、無理矢理椅子にもう一度座らせると、橋本は腕を組んで考え込む。 その様子を見ていた菊池は、すでに何回目になるか分からないため息をついた。 「早くしろよ、俺デートなんだよ」 「あ、思い出した、言うこと!」 「……なんだよ」 「お前、女の趣味悪いのな」 「ケンカ売ってんのかてめえ」 更に目を細め、声が低くなる菊池。 けれど橋本は、明らかに眉間に皺のよった目の前に相手にも怯まない。 「だって、悪いじゃねーか!なんだよ、あのおばさん!」 「人の彼女にケチつけてんじゃねーよ、このドーテー!」 「ドーテー言うな!派手だし、金使い荒らそうだし、お前なんか遊ばれてるだけだろ!」 「うるせえ、お前にだけは言われたくねえよ、仲本みてーな貧乳とくっつきやがって」 「なっ、仲本は関係ねーだろ!それに仲本結構胸でかかったぞ!」 「ほー、もうそんなことまで知る仲になったのか、ドーテー卒業おめでとう」 「ちげーよ、仲本はっ……」 『お前が好きなんだよ』 と言おうとして、橋本はその言葉を飲み込んだ。 それは自分が言うことではない。 これ以上、彼女を傷つける権利もない。 可哀想で、そして健気だった柔らかな体を思い出す。 感じるのは、同情と愛しさと、そして親近感。 あの時仲本が受けたショックを、なんとなく理解できる気がするから。 「……とにかく、仲本とはそんなんじゃねえよ」 そう吐き捨てるように言うと、菊池は興味なさげにふーん、とだけこぼした。 しかしすぐに、馬鹿にしきったように鼻で笑う。 「あー、お前鈴木とラブラブなんだっけ?」 「はあ!?」 「屋上でなんかヤッて随分お盛んですこと」 「何言ってんのお前!?」 「仲本に鈴木に、短い間で随分モテてるじゃん」 「っば!ありえねえだろ!つーかなんか地味にイヤだから鈴木はカウント入れんな!」 「じゃああの時、屋上で何してたんだよ、チ○コ丸出しで」 「えーと、あれは、その、えーと、実験というか、その……」 「実験ねえ?」 必死に言い募る橋本に、それでも菊池は馬鹿にしたような、嫌な笑いを崩さない。 頬付けをついたまま、上顎をあげて見下すように目を眇める。 その態度に、ますます橋本は頭に血が上った。 「感じわっりーな!お前この前から感じわりーんだよ!なんか言いたいことあんだったらはっきり言えよ!」 「別にねえよ。お前が誰とナニしようと関係ねえし」 「だったらその態度なんとかしやがれ!超感じ悪い!」 「お前のほうが感じ悪いだろ。わざわざ呼び止めておいて、人の女けなしやがって」 「だってお前があの女の付き合ってんのムカつくんだよ!」 とうとう椅子から立ち上がって、机をたたきつける橋本。 菊池は驚いたのか、一瞬息を呑んで目を瞬かせる。 「は?」 「あの女の隣に立ってるのとか、なんか笑っちゃうぐらいカッコつけてるのとか、あの女とヤってるの想像したりすると激しくムカつくんだよ!」 「えーと……」 「だからお前が悪いんだ!すべてお前が悪い!間違いなくお前が悪い!」 面食らったように言葉を失っていた菊池だったが、さすがに指を突きつけての一方的な弾劾に腹がたったのか眉を吊り上げる。 「だったら俺だってムカついてるんだよ!てめえ、あっちこっちでふらふらしやがって、よりによって鈴木なんかとヤってんじゃねえよ!趣味が悪いにもほどがあるんだよ!」 「ヤってねえよ!てめえこそあんな派手で胸でかくて足長い色っぽいねーちゃんにばっかり手出してんじゃねえよ!この熟女趣味!チ○コ腐っちまえ、このタラシ!」 「うっわ、ムカつく!お前こそ誰だっていいのかよ!ドーテーで仮性の癖に節操ねえんだよ!」 「人のコンプレックスついてんじゃねーよ!少しくらい経験あるからって偉そうにすんな!剥けてんのがそんなに偉いのか!」 「剥けてないよりよっぽどマシだ!悔しかった剥いてみろ!」 「仮性だから別に剥けるんだよ!お前だって見ただろ!いつかてめえよりいい色させてやるからな!」 「俺のやつ咥えたくせにそんなこと言えんのか!使い込みが違うんだよ!」 「俺が咥えたらあんあん喘いでおったててたくせに、威張ってんじゃねえよ!」 「ああ!?喘いでたのはお前だろ!もっと、とか言っちゃってかわいいったらありゃしねえ!」 「あああああ!?てめえの方が感じてただろ!色っぽく腰ふっちゃってさ!」 「何だてめえ、やるか!」 「望むところだ、この野郎!」 ついに菊池も立ち上がり、二人の間にある机が大きな音をたてて揺れる。 2人の言葉の語尾が誰もいない教室に響いた。 互いに肩で息をして、顔を上気させ、睨み合う。 しばしの睨み合いの後、先に目を逸らしたのは菊池だった。 大きく息を吸って、興奮を収めるように長く吐き出す。 「っ、だから、結局!お前は何をしたいんだよ!」 「何をって……」 橋本はその言葉に、次に言おうとしてたことを忘れる。 そう、橋本には言わなくちゃいけないことがあったはずだ。 だから、菊池と話そうと思ったのだ。 近頃の、もやもやとしたすっきりしない気分を、はっきりさせるために。 「俺は……」 菊池が女といるところを見て、ムカついた。 あの女とヤっていると思うと、悔しくて、落ち着かなかった。 「俺は…だから……」 鈴木としごき合いをしても、なんだか物足りなかった。 菊池とやる時のような、急くような熱い興奮がなかった。 「その……」 菊池でヌいた。 菊池の声で、指で、その吐息で体が反応する。 「だからなんだよ、はっきりしろよ」 「………っ」 菊池とつるんでいられなかった日々は、どこかつまらなくて、しっくりこなくて。 そして、寂しかった。 だから、菊池に言いたかったことは。 橋本は一瞬目をつぶって混乱する考えをまとめようと努力し、すぐに諦める。 目を開くと、不審そうに自分を見る男。 その涼しげな顔が、なんだか無性に腹がたった。 「歯くいしばれ、菊池!」 橋本は目の前の男の襟首を掴むと、思い切り引き寄せる。 「なっ」 いきなりの行動についていけず目を丸くする菊池。 橋本はそのまま、目を瞑り同じぐらいの背丈の男の顔に唇を寄せる。 間にある机が、大きな音をたてた。 菊池がバランスを崩して前のめりになり、机に手をつく。 橋本は構わず、そのまま前かがみになった菊池に勢いよくキスをした。 「んっ」 「うんっ」 カチンと音を立てて、歯が当たった。 じん、とした鈍い痛みが走る。 触れるだけの、浅い口付け。 けれど、かすかにヤニ臭い吐息がなんだか懐かしくて、思わず唇を触れ合わせたまま笑ってしまった。 一瞬の後、ゆっくりと体を放す。 「どうだ、まいったか!」 橋本は、唇を拭うと偉そうににやりと笑った。 近頃感じていたイライラが、少しだけ収まった気がする。 キスをする直前の、菊池の焦った顔が楽しかった。 いつも澄ましている菊池が表情を崩すのは気分がいい。 しかしすぐに、その得意な気持ちがしぼんでいく。 目の前の色素の薄い目が、静かにまっすぐに自分を見つめていた。 「…菊池?」 キレるか、笑うか、どちらかだと思っていた。 しかし目の前の男は、ただ黙って橋本を見据えていた。 先ほど怒っていた時よりその表情は怖くて、思わず焦って菊池の肩を掴もうと手を伸ばす。 けれど目的を果たす前に、その腕は強い力で引っ張られる。 突然のことに、橋本は引っ張られるままに前につんのめった。 「わ、た、うお!」 そしてそのまま、更に腕をひねるように力をこめられると机の横に引き倒される。 体勢を整える暇もなく、無様に窓の下の壁に頭をぶつけ、しりもちをつく。 「っでえー!!っつ!なにしやっ」 いきなりの暴力に、抗議しようと顔をあげると、そこには恐ろしいほど真剣な顔をした菊池の姿。 何も言えず座ったまま黙り込んだ橋本の肩を、菊池が後ろの壁に押し付ける。 その思わぬ力に、橋本は眉をしかめて小さくうめく。 「っつ……きくち……?」 もしかしてマジ切れか、と橋本が少し焦った瞬間。 肩を押さえつけられたまま、顎を無理矢理持ち上げられた。 「うんっ」 息を呑んだその時には、色素の薄い目がすぐに目の前にあった。 菊池が腰を曲げて屈みこむように、覆いかぶさっている。 「んっ」 噛み付くように、口付けられる。 目を白黒させる橋本の動揺なんて感じないように、菊池の舌がねじりこまれる。 そのまま橋本の舌が引きずり出され、絡められる。 息まで奪うように、激しく暴力的に吸われ、這う。 どこかに歯が当たったのか、少し鉄の味がした。 「んー!!」 「んっ」 驚きと戸惑いで菊池の背中を叩くものの、手の力は緩む様子がない。 舌が這い回り、強く吸われ、無理矢理唾液を飲まされる。 息継ぎをする暇もなく、苦しくて逃れようとする橋本の顎を更に強い力が押さえつける。 先ほどしたたか打った頭がガンガンとして、ふわふわして、目の前がぼんやりと滲む。 頭も、体も、苦しくて、熱くてたまらない。 一瞬唇が放れた隙に、橋本は酸素を求めて大きくあえぐ。 「っは、きくち、くるしっ」 「はあっ」 しかしそんな抗議を聞き届ける様子もなく、菊池はすぐにもう一度橋本の口を塞ぐ。 菊池の舌が、手が、感情が、激しすぎて熱くて、ついていけない。 橋本は気付くと菊池の腕と背中にしがみ付くように手を回していた。 床に座り込む2人のすぐ上には窓があり、外の喧騒が微かに響く。 けれど、今耳に響くのは自分達が作り出す水音だけだった。 どれくらいたっただろうか、ゆっくりと菊池が体を放すと2人の唇から唾液が伝う。 「は、ふっ、はあっ、はっ、はあ……」 「はあ、はっ、はあ」 肩で息をして、もたれあうように座り込む。 しばらく何も考えられず、相手の体温を感じていた。 互いの早い心臓の音が、伝わってくる。 血の流れが、温かさが、心地よかった。 「……っちくしょ」 少しして、悔しげに、小さく毒づいたのは菊池。 橋本の肩に額を押し付けたまま、大きなため息をつく。 橋本はぼんやりと座り込んだまま、その言葉の意味を問う。 「………なんだよ?」 「だから、イヤだったんだよ」 「何がだよ」 橋本は、肩に湿った吐息がかかるのを感じた。 甘えるように擦り付けられる頭の重みが、心地いい。 「お前と、2人になることだよ」 「…………」 「くそっ、このままフェードアウトしようと思ってのによ、お前、仲本とか鈴木とかと乳繰り合っててすげームカつくし…。つーかなによりもそれを見てショックを受けてる俺が一番ショックだし」 「……………」 「なんで橋本なんかに嫉妬しなきゃいけないんだよ、しかも相手鈴木だぜ?俺はマゾかっつーの、そんなキワモノ道突き進みたくねえよ」 「………」 「しかもお前いきなりキスとかしやがって、人がせっかく真っ当な道を歩もうとしてるのによ」 「あんさ……」 「あ?」 不機嫌そうにぶつぶつと文句を吐き出す菊池の肩に、橋本は手を回す。 目の前に座り込んだ体を、ゆっくりと抱きしめる。 菊池は抵抗せず、大人しく橋本に体を預けた。 「言いたいこと、思い出した。つか分かった」 「なんだよ?」 「俺さ、お前がいいや」 「は?」 その言葉に、菊池は顔を上げた。 息がかかるぐらいの至近距離で、橋本は菊池の目を覗き込む。 「なんかさ、お前じゃなくちゃイヤだわ」 「何がだよ」 「色々と。菊池いないと、ものたりねー」 「……………」 「俺もなんでお前なんかに転ばなくちゃいけないのかと世の中の不思議に憤りでいっぱいなんだけどさ」 「……………」 「お前が女といるの、やだし。お前が他の奴とヤるの、すっげやだし」 「……………」 「お前がいないと、つまんねえんだよ」 「……………」 「だからお前で、我慢する」 菊池は眉を吊り上げると、橋本の鳩尾に拳で一発いれる。 小さくうめく橋本に、唇をゆがめる。 「てっ」 「ばーか、我慢すんのはこっちだっつーの、しょうがねえからお前にしといてやるよ」 「それはこっちの台詞だ!」 「ほんっと、なんのネタだよ、よりによって橋本と…」 その言葉に橋本は、邪気のなく笑って首を傾げ、菊池を覗き込む。 「いいんじゃね?気持ちよくて楽しければ」 「あー、お先微妙に真っ暗だけどな」 「俺たち先なんて気にしないイマドキの若者だし、いいんだよ、今が楽しければそれで」 「俺達、若いしな」 「そうそう、しょうがないよ、若いから」 「まあ、思春期のアヤマチだな、性欲の暴走だよ」 「後のことは後で考えればいいだろ」 「そうだな、たまにはいいこというじゃん、橋本」 どこか諦めたように苦々しく笑った菊池に、橋本はキスをした。 菊池も黙って受け入れて、唇を静かに吸う。 触れ合うだけの口付けを何度も何度も遊ぶように繰り返していると、突然真上の窓ガラスが大きな音をたてた。 その音に2人は飛び跳ね、体を急いで放す。 菊池は慌てすぎて後ろの机に頭をぶつけた。 しばらくして、おそらく部活動のボールか何かが当たった音だと気付くと、顔を見合わせて噴出す。 「ぶっ」 「はっははははは」 それはいつかのことを思い出す。 2人がはじめてキスをした、あの夕暮れの教室。 けれど、あの時に比べると全然陽は高くて、夏の日差しは暑い。 そして、あの時に比べて、縮まった距離。 菊池は笑いすぎてこぼれた涙を拭う。 「あー、なんでこんな軽やかに道踏み外してんの、俺達」 「まあいいじゃね?長い人生1度や2度や10度や100度ぐらい道踏み外しても」 「まあ、いっか、しょうがねえな。それもまた味なもんだろ」 「そうそう」 そしてひとしきり笑うと、2人は静かに顔を寄せた。 そしてまた、いつもどうりの騒がしい日々。 楽しく明るく、道を踏み外しながら。 |