09/12/06 走った

川沿いを走った。

中学とか夏休みまでよく走ったルートとは別のルートにした。
鈍っているのと寒くなってきているので、体が硬い。
柔軟してもガッチガチだった。
3キロぐらい走った時点でかなり息があがった。
5キロでぐったりだった。
昨日の山登りのダメージもあると思うが、かなり鈍ってる。
足が重い。
横っぱらが痛い。
多分明日起きれない。
でも気持ちよかった。
なんかさっぱりした。
走っている間は苦しくて、なんで俺こんなことしてんだろって思うけど、走り終わると、すごい気持ちいい。

帰って、おにぎり作ってみた。
三角にならなかった。
難しい。
しょっぱかった。
母さんに笑われた。

深山にメールした。
走ったら気持ちよかった。
よかったって返事がきた。

うん、よかった。


09/12/07 筋肉痛

土日の無理が押し寄せてきた。
朝ベッドから起きれなかった。
遅刻寸前だった。
辛い。

柴村にまた明るい顔してるって言われた。
こいつはなんで俺の顔ばっかり見てるんだ。

今日はバイトだ。
足腰辛くてぎこちない動きになってしまった。
またコーヒー少し溢した。
反省。
店長さんは頑張ろうね、て言ってくれた。
いい人だ。

今日は深山が来た。
客と店員だからあんまり話せなかった。
走ったこと話したかった。

帰りにちょっと話した。
これからちょくちょく走るって言った。
それはいいことだと言われた。

肉まんとあんまん奢った。
食べきれないって言われた。
半分こした。

熱くてうまかった。


09/12/08 店長さん

陸上部の奴らにあった。
挨拶して別れた。
中学から一緒の奴はともかく高校で半年一緒だったぐらいの奴なんてこんなもんだよな。
前まで見てると苛々したけど、今日は平気だった。
朝は早く起きて走った。
やっぱり気持ちがいい。
俺、走るの好きなんだな。

今日もバイト。
店長さんはマスターとみんなに呼ばれている。
俺も最初そう呼べと言われた。
なんか恥ずかしくて無理だった。
マスター。
無理。

なんか採用がいい加減だったけど、なんで採用したんですかと聞いた。
男手が欲しかったと言われた。
男なら誰でもよかったのか。
身なりが綺麗な男の子ならなんでもよかったと言われた。
質問も履歴書も必要ないじゃん。
ひどい。
でも君でよかったわ、いい子だし、と言われた。
まあ、いいか。
俺も適当に選んだし。

店長さんの旦那さんは四年前亡くなったらしい。
それから店長さんが店長さん。


09/12/09 走る

今日は筋肉痛がひどいから走るのはお休み。
軽いストレッチした。
体を動かすのは気持ちがいい。
やらなきゃいけないっていう強迫観念もないから楽だ。
好きに走ろう。

今日も深山が用事あるっていうから暇だ。
柴村に誘われた。
乗ってみた。
驚かれた。
なんで誘ったんだよ。
まあ、いいけど。

クラスの奴らが結構来た。
隣に座ってた横井さんかわいい。
色々話しかけてくれた。
柴村が歌がうまくて笑った。

割と楽しかった。
また行ってもいい。

深山に報告した。
よかったと返ってきた。
明日は深山と遊ぶ。


09/12/10 真面目

深山と歩いてたら、中学時代の同級生に会った。
少し話した。
雰囲気変わったって言われた。

深山が不思議そうな顔をしていたから説明した。

昔は真面目堅物野郎だった。
付き合い辛いって思われてたみたいだ。
変わりたくて不真面目になってみた。

君は今でも真面目だと言われた。
アルバイトも勉強も頑張っている。

それじゃ変われてないんだな。
真面目は駄目なことなのか。
真面目はつまらない奴だ。
君はつまらなくない。僕は君のそういうところが好きだ。

真顔で言われた。
若干キモい。
全力疾走後みたいに心臓破裂しそうな俺もキモい。

キモい。
顔熱かった。

真面目なのは深山の方だ。
堅物真面目野郎だ。

でも深山のそういうところは嫌いじゃない。
今度言ってみよう。


09/12/11 彼氏

柴村にニヤニヤしてるって言われた。
気のせいだ。
横井さんにニコニコしてるって言われた。
気のせいだ。

今日は深山も喫茶店に来た。
おつかいとか荷物整理とかドサクサに紛れて手伝わされていた。
損な奴。
代わりにコーヒーとかサンドイッチもらってたけど。

店長さんに仲いいわね、て言われた。
ずっとお友達なの?
いえ、彼氏です。付き合い始めたばっかりです、と正直に答えた。

店長さんが皿を割った。
テンホウさんがコーヒーを吹き出した。

冗談が上手ね、と言われた。
いえ本当です、と答えた。

沈黙した。
深山に同意を求めた。
本当です。付き合ってますと真顔で答えた。

そ、そうと困った顔で頷かれた。
テンホウさんが呆然としていた。
ちょっと面白かった。

そういえば付き合ってるんだったんだよな。
帰りに試しに手をつないでみた。

深山がびっくりしてた。
その後すんごい優しそうに笑った。

キモい。
でも、まあ。

嫌いじゃない。


09/12/12 深山について

今日は深山は一泊二日で山にいった。
明日の夜までいない。
しかも圏外。

暇だ。
柴村に遊ぼうって言えばよかったか。
でも、そこまで仲良くない。
休日に人を誘ったりするのは、苦手だ。
断られたりとかウザイとか思われるのは嫌だ。
中学時代の俺は、ウザイって思われてるって気付かなかった。
気付いた時は大ダメージ。
もう、ああいうのは嫌だ。

そういえば別に、深山ともそこまで付き合い深かった訳じゃない。
なんでこんなに素直に遊びに行こうとか言えるんだろう。

あいつが好きって言ってきたから。
最初、あいつのことなんてどうでもいいから嫌われてもいいって思ってたから。
そんなところか。

今はどうだろう。
あいつ、甘えても怒らないし、うざがってないと思う。
思ってるかな。
嫌われたくない。

そうか、俺甘えている上に、あいつに嫌われたくないのか。
若干キモイな。
甘えんなよ。

深山に聞いてみよう。
うざくないかどうか。
早く帰ってくればいいのに。

もやもやしたから走った。
3時間も走ってしまった。
でも気持ちよかった。

料理の練習した。
玉子焼きがとても美しくできた。
俺天才。

今後深山と山にいったら、俺がお弁当を作ろう。





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